先生は「はじめにひと言」としてスマホを例にとり、人と向き合えず、本当のことが言えない今の人たちの事例を挙げられました。
・気を使う=ただの自己防衛
・遠慮と配慮は違う
・遠慮は自分のことしか考えておらず、配慮は相手のことに気を配っている。

導入部分からドンドン引き込まれて行きます。
タイトルの三つの題を順に紹介します。

①「あなた、つきあっていますか?」 角って何?

◆先生のお話 「つきあいとおつきあい」
・「つきあい」はぶつかるのを恐れないことで、「おつきあい」は表面的なものだが、現代にはどちらも必要である。
・「向き合う」ということは、違いを見せ合うこと。
動物が角を突き合わせるしぐさと似ているが、現代の人は角を見せたがらない。

◆エクササイズ 「私は誰?」
「私は○○です。」を紙に書いた後、3~4人で話し合いました。
たくさん書く人、気持ちを書く人など様々ですが、ここで初めて会う人とも話すことができました。
特に、「私は」の後に性格・考え方・今の状態を話してもらうと、関係が作りやすいです。

◆先生のお話 「人が持っている角が誤解の源」
・角=枠組み(自己概念)ととらえれば、全部同じ人はいなくて、誤解があるのは自然である。
・自分の言ったことが伝わらないミスコミュニケーションは、往々にしてあるが、人は無意識に他人の言葉を自分に都合よくとらえている。
だから、その場合は確認する必要がある。

②「角がもたらす光と影」

◆先生のお話 「角と角を突き合うこと」
・角を突き合わすことは、ケンカではない。
・角を出しにくい世の中であるが、家族の中でできているか。

◆コンセンサスの価値観のエクササイズ 「若い女性と水夫」
嵐に遭遇して沈没した船に乗っていた5人(若い女性・水夫・老人・フィアンセ・その親友)の言動から好感度の順位をつけるエクササイズです。
まず個人でやり、その後3~4人のグループで話し合いました。
25分の短い時間では、1グループを除いてなかなか順位が決まらなかったけれど、白熱した実習でした。

◆先生のお話 「価値観(角)が対人関係に与える光と影」
・価値観=ものの考え方や判断の基準=ものさし
・人によって「ものさし」が違って当たり前である。
・「角を突き合わせてぶつかる」には2つの意味合いがある。
光:関係作り
影:ケンカ別れ
・価値観は、その人が通過して来た集団(国・異文化・学校・職業・地域風土など)やかかわった人(家族・友人など)との間で作られ、変化して行くものである。
・角を突き合っても、「なぜ?」と相手に問いかけることで、相互理解が生まれる。
・価値観が違ったままでも(自分の価値観を変えずに)、相手を受け入れること(受容)ができる。

③「トラブルはチャンス」

◆先生のお話 「コンセンサス2つの要素」 主張と傾聴
・コンセンサスでは、自分の言うことを「主張」し、相手の言うことを「傾聴」する。
・傾聴とは単に聞くだけでなく、「相手も聞いてもらえている」と感じることである。

◆先生のお話 「WIN-WINの関係づくり」 コンセンサス法と日常生活
・トラブル(葛藤)になった時は、より良い関係作りのチャンスである。
・力で向き合った場合(対決):WIN(勝)-LOSE(負)
話し合い(コンセンサス):WIN(勝)-WIN(勝)…より良い関係作りの理想の形。

いつもより少なめの17名の参加者でしたが、久々の実習とギッシリ中身の詰ま
ったレクチャーを聞くことができました。
星野先生は、前日も東京で人間関係講座をされ、80才を超えられたと思えない
ほどエネルギッシュ!
「携帯電話は一度も持ったことがない。」と言ってみえました。

講座開催の前に、グラバア先生も顔を出してくださって、なごやかな雰囲気に
包まれました。
今回参加できなかった方も、次回はぜひお待ちしております。

<参加者のふりかえり>

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今の職場の人間関係に行き詰まりを感じていた時この講座の案内を見つけ今回初めて参加しました。すべての内容が本当にとてもためになり、即実践できそうです。ありがとうございました。皆さん、同じような悩みを持っていることも知ることができ頑張ろうと思いました。17期 Kさん

角を突き合わせる関係づくりを、時間をかけて築いていきたいと思います。主張ばかりしてしまう私ですが、傾聴することの大切さを改めて確認できました。
価値観の違いを鮮明に感じましたし、想像以上の違いに驚き、今後の関係づくりのうえで常に意識していきたいです。本当に有意義な時間でした。ありがとうございました。 26期 Nさん

とっても濃い3時間、本当にありがとうございました。突きあうこと、怖がらずに、まずは聴くこと、問いかけることから始めたいと思いました。
「~だろう」は自分の大きな弱みだと感じる今日近頃…「~だろう」を外すこと、これもなかなか大変ですが、聴いてみれば済みこともありますものね。
卒業後初めての参加でしたがもっと学びたいと強く思いました。貴重な機会をありがとうございました。26期 Oさん

自分にとってタイムリーなテーマだったのでとても興味深くお話を聞くことができました。WIN-WINの関係が作れるよういい声掛けができるといいなあと思いました。12期 Oさん

毎日の生活でちらほらと考えながら過ごすと役に立つ『星野先生のミニ講座です』
今回は『角』についてでした。生活のいろいろな場面で役に立てたらと思いますが・・難しいです?ありがとうございました。 15期 Eさん

「若い女性と水夫」のワークでは、グループの意見が最初の個人の意見とは全然違うものになった。他の人の話を聞いて自分とは違う視点で考えられていて改めてびっくりした。でも自分の気持ちも言えたし、聞いてもらえたので、最後はとても納得してきめることができてよかった。 25期 Nさん

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「傾聴」の大切さがわかりました。これまで意見が対立した時、相手を変えようという気持ちが強かったのですが、自分が聴く姿をとるとかわるかもしれない? 25期 Sさん

主張と傾聴、それがうまくいったときに譲ることができる。納得です。 11期 Sさん

短大の時に行った課題でも、10数年を経て集団、職業などが変わると価値観がかわっていくことが実感できました。卒業してからのワークもなかなかいいなあと思いました。27期 Nさん

半年ぶりに先生のお話を聞きちょうど「価値観って何?」と思っていた疑問が解けました。「若い女性と水夫」は若いころやったものと今日では順位が大きく変わっていて、自分の価値観もだいぶ変わったんだなと実感しました。 E14期 Kさん

いつもありがとうございます。「人間にも角がある」というテーマに納得。 いつも通りわかりやすい講義でした。1期 Hさん

久しぶり(6か月)ですが、いつも通りの先生の声とお話が聴けました。懐かしい実習「若い女性と水夫」ができて楽しかったです。もっと時間がほしかった! 5期 Oさん
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今回もとても分かりやすく楽しくためになる内容で時間が短く感じました。「角を突き合わせているか?」と考えた時、周りの幾人かの顔が浮かびました。今の職場が安心して角を出せる風土でないのかもしれないと感じ自分のできる範囲から活かせていけたらと思います。もちろん家庭でも。いつも企画運営委してくださる役員のみなさんありがとうございます。12期 Sさん

とっても盛りだくさん、内容の濃い講座でした。コンセンサス実習『若い女性と水夫』、はるか昔に覚えはあるものの、内容はすっかり忘れていたので、新鮮な気持ちで取り組むことができました。グループでのふりかえりの時間がほしかった。何せ時間が足りませんでした。星野先生のレクチャーはわかりやすく、充実の時間でした。
5期 Hさん

今回も講座に出て本当に良かったです。価値観が違うから話し合う必要がある。向き合って違いを見せ合う。まずはニンカン生が職場でチャレンジ! 6期 Oさん

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