榊原(葉っぱ)です。
通勤の途中で出会う気になるおばちゃんがいる。
出会うというよりも私が一方的におばちゃんを知っているだけなのだが・・。
私が信号待ちをしている交差点近くの家の庭先に、おばちゃんは軽トラを停めて魚を売っている。魚
お客さんはいつもその家の奥さん(?)一人。
少しの魚とお惣菜を庭に並べて、奥さんと楽しそうに話している。
おばちゃんというよりおばあさんだろうか。
小さな体にしわしわの服を着て、髪を輪ゴムで束ねて、顔もしわしわだ。
朝早くどこから来るんだろう。
海の近くから軽トラをブッ飛ばして来るのかなぁ、あんなによたよたしているのに。
売る魚の種類も多くなく、お惣菜もありふれたものだ。
お惣菜はおばちゃんが作っているのだろうな。たいした売上になるとは思えない。
でも、いつもおばちゃんと奥さんは楽しそうに笑っている。
私は車の中からおばちゃんたちを眺めていると、なんだかこちらまで楽しくなる。
ちっちゃなおばちゃんが重い荷物を運んで一生懸命に働いているのを見ると、
私も今日一日頑張ろうと思う。
おばちゃんが仕事をしている姿を見て私が元気をもらっているなんて、おばちゃんは全然知らない。
先月から私は通勤経路を変えたので、
「おばちゃんの働いている姿が好きだよ。」って伝えることもないまま、
もうおばちゃんに会うこともないだろう。
こんなことっていっぱいあるんだろうな。伝えていない思い。伝わっていない思い。
私が働いている姿を見て、ひょっとして誰かが元気になっているかもしれない。
私の生き方も、もしかして誰かの役に立っているのかもしれない。
「人が見ていないからこのくらいいいかぁ。」「こんなことしても誰も評価してくれないから・・。」
なんて時々思っちゃうけど、
見ている人は見ているんだ。
私の祖母は正直な人で、お店の人が間違えたわずかな釣銭もわざわざ返しに行っていた。
誰も見ていなくても、お天道様が見ているとよく言っていた。
おばちゃん、私はなんかよくわからないけど、おばちゃんが好き。ほっとした顔
きっとおばちゃんも私の祖母のように正直に生きている人だと思うから。
私のこんな思いはおばちゃんには届いていないけど、いいよね
お天道様はちゃんと見ていることは、おばちゃん、きっと知っているものね。