6期、古山です。

先日、テレビで「叱られたがる若者」という特集を見て驚きました。
「誉めて育てる」が浸透しているせいか、若い人達は家でも職場でも叱られる機会が少なく、お金を払ってでも他人に叱られ、スッキリしたいとか。
でも、その叱り方も、私からするとなぜている程度で(それでも1回1000円払っていた)、見ている方は全然スッキリしない…不思議な光景でした。

思い起こせば、子供の頃は親や先生に叱られ、会社に入れば上司に叱られ、新婚の頃(30年以上前)は近所の人に叱られたこともありました。
その内、子供を叱る立場になったけど、私は感情が先に立って「叱る」より「怒る」方が多かった。
「怒髪天を突く」こともしばしばで、カッーと大声で怒鳴ると、その後はクラクラしたものですが、あの頃のエネルギーがないなあ。

息子が県外に進学する時、「厳しく育てられたおかげで、とりあえずまっとうな人間になれた。」と言ってくれたけれど、それを聞くまでは『心に傷を残したかな(老後に仕返しされるかな)』と思ったこともありました。

人はなぜ叱らなくなったのか。
叱ると嫌われるから? 自分が疲れるから?
「叱る」もコミュニケーション手段の一つだと思います。

今、私は3年前に再開した声楽レッスンで、二期会所属の先生に月2回ガンガン叱られています。
音程はもとより、姿勢、声の出し方、イタリア語の発音、表現など駄目出しの連続で、誉められるのは10回に1回ぐらいだけど、この年になって叱ってもらえるのはありがたい。
「叱られる内が花、叱られなくなったら終わり」と言い聞かせています。