ムーランです。

先日清水さんがここで書いていたが、25日まで小牧のメナード美術館で
「舟越桂 2012永遠をみるひと」をやっている。
私もずっと「観に行きたい」と思っていて、先週末やっと実現した。

私が舟越桂という彫刻家を知ったのは、かなり前になるが天童荒太の『永遠の仔』。
この本を図書館で借りて読んだとき、小説の中身もさることながら、表紙の写真になぜか衝撃を受けた。
いや、衝撃・・と言うのとはちょっと違って・・
「これは多分彫刻だろうけど、この目はなに?これは誰の何?」と感じたその感覚を今でも覚えている。

その『永遠の仔』の表紙を飾った作品と、メナード美術館で再開でき、感激した。
この作品の他、今年の作品も展示されていて、舟越ワールドを堪能できた。
(写真は買ってきたポストカードです。)            TS3V0062
清水さんも書いていたが、どれも本当に「遠い目」だった。
でも、「ぼんやり」と言うのとも違う。
先の方にある、実際には見えていない何かを、意志を持って見つめている目だった。

作品をじっくり間近に見て、私はあることに気付いた。
クスノキの彫刻なのだが、どれも内側から大理石で作られた目がはめ込まれている。
その目。
どの作品も左目の瞳がわずかに外を向いていた。
おそらく偶然ではないと思う。
もしかしたら、このことが「あの目」の正体なのかもしれない。