清水です。
6月に肺に2回目の穴があいてしまった下の息子。
3回目の再発率は70%と言われ手術をした。
診せたその日にすぐ入院、翌日胸腔鏡手術で最短3日の入院。
(息子は熱が出たりで5日かかった)
息子の手術担当医は、はんなりした関西弁を話す若い女の先生。
説明はとてもわかりやすく、『この人優秀なんだろうな』という雰囲気が漂う。
ただなんかテンションが若者寄り。
そこだけがちょっと気になった。

以前父が胆のうの摘出手術をした時一人で付き添った私。
お昼時に手術が終わり、先生がお弁当のような包みをぶら下げて現れ、
手術内容の説明をしながら、そのタッパー様のものの中のレバーみたいな胆のうを見せられた。
そんなものを見せられるとは思いもしなかった私は心の準備もなく、
気絶こそしなかったがお昼は食べられなかった。
人間は学習する生き物である。
またそんなこともあろうかと、
息子が手術室に入ってすぐさっさとお昼を済ませ、
来たるべき内臓との対面に備えた。
1時間後、息子が戻ってすぐに主人に連絡を取りに行った時に、
先生も私を探していたらしく廊下でご対面。
その場で手術の説明が立ち話で始まった。
先生の手にはふた付きの小さな透明の入れ物・・。
『来たな!』と思いつつ説明を聞く。
そして先生はその容器のふたをあけむんずと切り取った肺の一部をつかみ出し、
「ここに気泡があります」と見せてくれた。
今回は心の準備はばっちり!
冷静に説明を聞けた。
と、そのあと先生はふたを閉めながら「あとで息子さんに見せてあげてください!」と
まるでハムスターでも渡すように私の手のひらに容器を載せた!!!!
「では。」とテンション高く去っていく先生の後姿を見送りながら、
『えーっっっっ!!!』と心の中で叫びつつ、1人うろたえた。
びびりの息子はきっと見ないだろう。
その場合この『手のり肺』をいったいどうすればいいのか・・。
持って帰って、生ゴミ?あっ、容器はプラスチック?等々瞬時に考えてしまった。
とりあえずかけつけた主人には見せたが、
痛みで苦しんでいる息子に「見る?」とも聞けず、タオルに包んで一晩おいた。
次の日息子に確認したら、
「そんなもの僕は絶対見ない!」と予想通りの答えが返ってきたので、
看護師さんに事情を説明したら、
「渡されても困っちゃうんですけど、やっぱり私に渡すんですよね・・」とびびりながらも、
引き取ってくれた。
息子の一部分を生ゴミで出さずに済んで本当によかった。
あまりに突然で拒否することもできなかった私も悪いが、
でもこれって渡すものなのかなぁ・・。